【重要】ダンススクールに屋号(教室名)を付ける時の注意事項8選!

開校の準備

こんにちは。
ダンススクール起業ラボのTutuです。

ダンススクール開校の準備として、色々お話していますが、本日はスクール名=屋号の付け方についてお話していきます。

一度付けた屋号は簡単に変更できないので、後から悔い残らないように注意点を確認してみてくださいね。

屋号とは?

これからダンススクールを経営される皆さんは、スクール開校後は個人事業主となります。

屋号とは簡単に言うと個人が事業を始めるときの名前のことで、例えば、飲食店の場合でしたら、お店の名前が屋号となり、ダンススクールの場合ですと、スクールの名前が屋号となります。
(法人は会社名と言い、個人事業主は屋号と言います。)

屋号の決め方

屋号を決めるのは、経営者であるあなた自身です。

もちろん、好きな名前を付ければよいのですが、いくつか注意点があるので、チェックしてみてください。

1.事業内容がわかりやすいものがベスト

屋号の付け方の基本は、そこから【何をやっているお店(または教室、スクール)なのかをすぐに想像できる】ものにすることです。

例えば「○○住宅」や「ヘアサロン○○」、「欧風料理○○」などであれば、そのお店の屋号を見れば、どのようなサービスを提供しているのかよく分かります。

ダンススクールでも同じで「○○バレエ教室」とか「○○フラスタジオ」などですと、どんな内容のダンスを教えているかが一目瞭然です。

2.ストーリー性のある屋号にしよう

屋号を付ける際は、ご自分と屋号に付けた単語との関連性を考えていきましょう。

好きな単語を英語にしたり、フランス語にしたり、またフラダンスの先生だとハワイ語にして屋号に付けたいと考える方も多いと思います。

その単語を好きになったきっかけにはどんなことがありますか?

これは、生徒さんからもよく受ける質問ですので、聞かれたら答えられるような素敵なエピソードがあるとよいと思います。

3.覚えやすく、言いやすい屋号を使おう

ご自身にとってストーリー性があって思い入れのある屋号でも、周りの人になかなか覚えてもらえないものだと、世の中に出回るスピードは鈍いものとなるかもしれません。

昔からドラマや漫画などのタイトルは、長い正式名を4文字程度に縮めた「略称」が付けられることがあります。

覚えやすくキャッチーな略称にし、視聴者や読者からその略称タイトルを口にしてもらうことで、話題となりやすく、多くの人に知ってもらうチャンスが広がっていくからです。

このように、ダンススクールの屋号も覚えやすく言いやすいものにした方が、より多くの人から親しんでもらえるのではないでしょうか。

4.スペルが複雑でないものを選ぼう

次は、屋号を書いた場合の注意事項となります。

こちらは、私の知り合いの先生の実体験をお話していきます。
(個人が特定されるので、スクール名は伏せておきます。)

私の知り合いのバレエの先生は、フランスで修行されていた経験から、ご自身の教室名にフランス語の単語を入れて付けておられました。

ご存じの方も多いと思いますが、フランス語にはアクサンテギュという文字の上や下にくっついているアクセント記号があり、フランス語の綴り字記号と呼ばれています。

それぞれの記号に意味や役割があり、ロゴとしてみた時にもデザイン性もあって素敵なのですが、日本ではやや扱いがしにくくて、とてもご不便されているようでした。

例えば、スマホでの変換が難しため、発表会のスタンド花の名前に間違いがあったり、コンクールで教室名が正式記名されなかったりなど。

10年くらいは、最初の屋号を使っておられましたが、10周年を記念してとうとう改名することを決断されていました。

思い入れのあった屋号だけに、とても悩まれたと思います。
屋号改名後は、多くの印刷物などの訂正。ホームページの作り直しなど、色々と手間がかかったとおっしゃっていました。

屋号を決める際は、スペルの書きやすさも大切ですね。

5.他の人が使っていないか調べよう

屋号の候補が見つかったら、近隣の他のスクールやお店が、同じ屋号で経営されていないかをチェックしましょう。

これは、ネットで付けたい屋号を検索窓に入れれば、すぐに確認できると思いますので、特に難しくはないと思います。
同時に、一字違いなど、よく似た名前のチェックなどもしておけばよいと思います。

また、その単語が商標登録されている場合は、使用することができないので、これも注意して確認しておきましょう。

インターネットを使う前提で屋号を考えよう

6.独自ドメインが取れる屋号か?

ダンススクールを経営すれば、マストアイテムとなるのがホームページです。

ホームページがあることで、どんな人が、どんなダンスを、どこで教えているのか?ということや、クラスの内容、レッスン料金、活動内容など、これからダンスをはじめたいと思っている人が知りたい情報を一覧で表示することができます。

ホームページを作る際に、とても重要なことは、【独自ドメイン】が取得できるか?ということです。

ドメインとは、ホームページに直接アクセスする際に入力する
https:// のあとに続く文字のこと言い、これが、屋号と全く関係のないものになってしまうと上手く検索されないとか、検索順位が上がってこないというトラブルが起こります。

また、独自ドメインが取れないということは、すでに他の誰かがそのドメインを取得しているということなので、どこかに同じ屋号のスクールやお店が存在するという可能性が出てきます。

独自ドメインが取れない屋号については、あきらめて他のものに変えるという選択が無難だと言えるでしょう。

7.ネット検索されやすい屋号にしよう

これからダンスを習いたいと思っている人が、どのようにしてダンススクールを探すのか?というと、一番多いのがYahooやGoogleなどのインターネットなどでの検索になるでしょう。

そのため【検索エンジンで検索されやすい屋号】を使うということも、屋号を決める際に重要な要素となります。

「ダンススクール ○○市」という風に地域名を入れてみたり、「バレエ教室 こども」などターゲット層を入れてみたりして検索してみましょう。

そして、それらのキーワードを検索した結果、上位にはどんなものが並ぶのかをチェックし、検索されやすい単語の傾向などを調べてみましょう。

いつまでに屋号を決める?

屋号を決めるのに、どこかへ出掛けたりする必要はなく、チェックすべき内容も全て家の中でできることばかりです。

生徒さんを新規募集するには、ホームページやチラシなどを印刷する必要がありますので、それらの準備を始める前に、屋号を決めておくとよいでしょう。

もうすでに、付けたい屋号がある人は、今すぐにでも上記の注意事項をチェックし始めてもよいかもしれません。

やってはいけないこと

【日本支部・認定校・姉妹校】などの表記について

商標登録されている単語を屋号に付けること以外に、もうひとつ重要な注意事項があります。

それは、よく屋号の前についている
【日本支部・認定校・姉妹校】などのワードについてです。

例えば、留学して有名バレエ学校で学んだ経験があったとしても、その後その人が開校したバレエスクールが、その有名バレエ学校の【認定校】になるわけではありません。

有名なダンス団体の名前の後ろに【日本支部・認定校・姉妹校】と付ける場合は、先方の許可が必要となります。

許可がない場合は、その有名団体から訴えられる可能性もありますし、生徒さんからも虚偽の宣伝広告で生徒を集めたと言われかねないので、十分注意しましょう。

まとめ

以上が、【重要】ダンススクールに屋号(教室名)を付ける時の注意事項8選!
という記事になります。

屋号は、ご自分にとって分身のような存在です。これから長いお付き合いになるものです。

注意事項はいくつかあるものの、考えるのはとても楽しい作業になることでしょう。

今までのご自分のダンス人生を振り返りながら、あなたのダンススクールにピッタリで素敵な屋号を考えてくださいね。

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