こんにちは。ダンススクール起業ラボのTutuです。
本日は、「無駄のないクラス編成で、インプットの時間を増やす!その効果は?」というテーマでお話していきます。
「クラスとクラスの間の空き時間が多い。」「1日の中で無駄な待ち時間が多すぎる。」
そのようなお悩みのあるダンスの先生方がいらっしゃいましたら、この記事を読んで、参考にしてくださるとうれしいです。
スケジュールを調整方法。インプットの時間を増したあたの良い効果などについて、具体的に解説していきます。
曜日ごとのスケジュールを見直そう
アシスタントからフリーランスのダンス講師になった場合、スポーツジムやカルチャーセンターでお仕事をされている方も多いと思います。
様々な場所で教えている場合、レッスンとレッスンの間に2時間とか3時間の空き時間が出来て、困ったという経験はありませんか?
「この時間、勿体ないな。」とか「このまま続きでもうひとクラスできたらいいのに。」と感じたことがある人も多いのではないでしょうか?
無駄な待ち時間で体力消耗
私は、フリーランスのダンス講師になったばかりの頃、最初に直面したのがこの問題でした。
例えば、ある曜日のスケジュールが「11時~12時大人初心者クラス」その後移動して「15時30分~16時30分まで幼児クラス」「18時~19時まで小学生高学年クラス」のような感じになっていました。
たった1日だけのワークショップなら構いませんが、このような待ち時間だらけのタイムスケジュールでは、無駄な時間が多いだけでなく、相当な体力を消耗します。
ダンスを教えることは好きなのに、これが何年も続いたら、教える仕事が嫌になっていたことでしょう。
直接交渉で問題を解決
なぜこのようなスケジュールになってしまったかと言うと、駆け出しの頃は、まだ交渉の仕方などもわからずに、「先方が言われた曜日や時間をそのまま受け入れてしまっていた。」からです。
これをどのように解決していったかというと
- 1週間のレッスンを全て書き出してみる。
- 施設から施設への動線を確認する。
- できるだけ待ち時間がないよう、自分に都合のよいスケジュールを立ててみる。
- 契約更新がきたところから順に、曜日や時間の変更をお願いしてみる。
- 自宅から不便なところや動線から外れている施設は、契約を更新しない。
- 生徒さんがたくさん集まっているクラスは、すぐ後の時間にもうひとクラス増やせないか交渉してみる。
です。
上記の手順で先方と交渉し、スケジュールを整えていくことで、理想的な職場環境を作ることに成功しました。
1年以上時間はかかりましたが、これをやったことで体力を維持し、集中してそれぞれの生徒さんと向き合うことができました。
交渉することが苦手な人もいるかもしれませんが、長く仕事を続ける上でとても大切なことです。
「無理しているな。」と感じている人には一度上記の手順でスケジュールを見直してみることをおススメしたいです。
先方から「変更ができない」と言われても落ち込む必要はないです。
あなたがその施設にとって【必要なダンス講師】であれば、交渉は必ずうまくいきます。
次回の更新タイミングまでに、生徒さんを増やして【交渉できる強い立場】を作っておきましょう。
独立後はやることがいっぱい
フリーランスを経て、自分でスクールを始める場合には、クラス編成やタイムスケジュールは、自分自身で好きなように作ることができます。
でも、フリーランスの時より、さらに考えて作りこむ必要があります。
教える以外にもたくさんやることがありますので、レッスンにしっかり集中できるよう、時間や体調を管理しなければいけないからです。
インプットの時間を増やそう
クラス編成やタイムスケジュールの調整は、無駄な時間を省くことや、体力を温存するために使うのではなく、ご自身のインプットに使う時間にしていきましょう。
実は、これが今後大きな成果を出してくれるので、とても重要な時間になります。
インプットの効果
インプットの時間を作り、違う分野へのチャレンジをすることで、新たな視点を獲得することができます。
違う分野でできることが増えると、違う分野の人とのつながりができ、そこからまた一段上の世界へ歩み出すことができます。
その他、創造力、集中力、決断力なども以前よりついたと思いますし、何より、学ぶことが楽しいと感じられ、年齢を重ねても好奇心が途絶えることはありません。
インプットの事例
ダンススクールを運営する私が実際にやったインプットとは、
- 自分の練習時間を確保する
- 衣装についての研究(独創的な衣装を作る)
- 作品の構成や演出の研究
- 振付の研究
- 音楽の編集の仕方を学ぶ
- ワード・エクセル・パワーポイントの基本操作を学ぶ
- ホームページ作成方法を学ぶ
- 語学を学ぶ
- 経営の仕方を学ぶ
などです。
本を読むなど、独学で出来ることもたくさんありましたが、時には専門家の方について学ぶこともありました。
これを実践することにより、ホームページを自分で作ったり、衣装を自分で作ったりすることができるようになりました。
結果的に、これまで外注することで掛かっていた経費を大幅に削減できることとなり、【スキルアップと収益アップ】の両方に寄与することができました。
自分のダンススキルの維持・向上を!
運営上必要な他のスキルが上がったとしても、忘れてはいけないのが【自分がダンサーでダンス講師だ】ということです。
インプットの時間の中で、何より大切なことは、自分のダンススキルが衰えないよう、練習時間をしっかり確保することになります。
生徒さんからいつまでも憧れを持ってもらえるよう、独立後もしっかりダンススキルを維持・向上させていきましょう。
まとめ
いかがでしたか?
以上が、
「無駄のないクラス編成で【インプットの時間を増やす!】その効果は?」
という記事になります。
無駄のないクラス編成でスケジュールを管理することで
①インプットの時間が増える→②そうすることで、他分野のスキルがアップする→③他分野のスキルアップが進むことで、経費が節約できる→④資金にゆとりができて運営がうまくいく。
この流れがつかめると、ダンススクール運営がどんどん楽しくなっていきます。
ぜひ、参考にしてみてくださいね。