【発表会をめぐるトラブル】第4弾『発表会で先生と先生の方針に口出しする保護者とのトラブル』

気をつけること

皆さま、こんにちは!
ダンススクール起業ラボのTutuです。

発表会をめぐるトラブルについて、4回に分けて解説をしていますが、本日は最後のテーマ
『発表会で先生と先生の方針に口出しする保護者とのトラブル』について考えていきたいと思います。

バレエ発表会は、生徒たちの努力の成果を披露する大切な舞台です。

しかし残念ながら、近年では発表会を巡り、先生と保護者の間でトラブルが発生するケースが増えています。

特に、先生の方針に口出しをする保護者の存在は、発表会の円滑な運営を妨げる大きな要因となっています。

この記事でわかること

✅先生と保護者のトラブルが発生する背景とは?

✅先生と保護者の意見が食い違う原因とは?

✅先生の方針に口出しする保護者への効果的な対応策の提案

先生方が安心して発表会を開催できるよう、具体的なアドバイスと解決策を提示させていただきます。

では、早速いってみましょう。

なぜ先生の方針に口出しする保護者が現れるのか?

先生の方針に口出しをする保護者が現れる背景には、様々な要因が考えられます。

子どもの将来への期待と不安

保護者は、子どもがバレエを通じて成長し、将来の可能性を広げてほしいと願っています。

そのため、発表会は子どもの成長を測る大切な機会であり、少しでも良い結果を出してほしいと強く願うあまり、「自分の子どものことは、先生より親である自分の方がよく理解している。」という理由で先生の方針に口出ししてしまうことがあります。

情報過多と多様化する価値観

インターネットの普及により、バレエに関する情報が容易に入手できるようになりました。

様々な情報に接する中で、保護者自身の考えや価値観が惑わされたり、また逆にネットの一方的な情報を信じ込んだりしてしまうことがあります。

そのため先生の方針と異なる意見を持つケースが増え、トラブルに発展することがあります。

自分の子どもに対する過剰な保護

保護者の中には、自分の子どもを特別視し、他の生徒と平等に扱われることに不満を感じる人もいます。
そのため、自分の子どもがより目立つように、先生に特別扱いを求めることがあります。

また、自分の子どもだけが出来ない動きがあると、全体の振付を変更してほしいと望む保護者まで出てきてしまう場合があります。

過去の経験やトラウマの影響

過去の経験やトラウマが、保護者の行動に影響を与えることもあります。

例えば、過去の発表会で子どもがうまくいかず、その原因が子どもではなく、先生に原因があったのではないかと疑問を持つことがあります。

そのトラウマがある場合、今回の発表会では同じ失敗を避けたいという思いが強くなり、先生に自分の意見をぶつけることがあります。

トラブルを回避し、スムーズに発表会を開催するための対策

先生の方針に口出しする保護者とのトラブルを回避し、スムーズに発表会を開催するためには、以下の対策が有効だと考えられます。

1. 事前のコミュニケーションの徹底

まず大切なのは、保護者とのコミュニケーションです。
発表会にかかる費用を支払ってくださるのも保護者ですから、時間がないことを理由に疎かにしてはいけません。

お互いにキチンと時間を作って話し合い、発表会への理解を深めてもらうことが必要です。

保護者説明会の実施

発表会前に、保護者説明会を必ず実施し、発表会の目的、内容、スケジュールなどを詳しく説明します。特に、先生の方針や考え方を丁寧に伝え、保護者の理解を深めることが重要です。

個別相談の機会設定

保護者からの質問や相談に個別に対応できる機会を設けることで、誤解や不満を解消し、信頼関係を築くことができます。

コミュニケーションツールを活用

LINEやメールなど、手軽に連絡が取れるコミュニケーションツールを活用することで、保護者との連絡を密にし、疑問点をすぐに解消することができます。

2. 公平性の確保

教室には、たくさんの生徒さんがいます。発表会は、生徒さん全員が楽しめ、成長できる場であることを理解することが大切です。

全ての生徒に平等な機会を与える

発表会では、全ての生徒に平等な機会を与えることが大切です。
特定の生徒を優遇したり、他の生徒を差別したりするようなことは避けましょう。

また、保護者からそのような疑いをかけられる行動がないよう注意しましょう。

選考基準を明確にする

役割分担やソロの選考基準を明確にし、保護者にもそれを事前に伝え理解してもらうことで、不満や誤解を防ぐことができます。

保護者の意見を聞く場を設ける

保護者の意見を聞く場を設けることで、保護者の不満や不安を解消し、より良い発表会にするためのヒントを得ることができます。

何度も繰り返し行うのではなく、年に1度くらい(例えば、発表会終了後のアンケートなどでフィードバックをもらうなど)そのような機会を作ればよいでしょう。

3. 保護者の協力を得る

発表会では、保護者の協力はマストです。気持ちよく協力してもらえるよう工夫を考えましょう。

ボランティアの募集

発表会の運営には、保護者の協力が不可欠です。
積極的にボランティアを募集し、保護者にも参加してもらうことで、教室全体に一体感が芽生えます。

感謝の気持ちを伝える

保護者の協力に感謝の気持ちを積極的に伝えていきましょう。
先生からの褒め言葉は保護者のモチベーションを高め、より積極的に協力してくれるようになります。

保護者同士の交流を促す

保護者同士の交流を促すことで、お互いを理解し、協力し合う関係を築くことができます。
仕事や学校のママ友以外の新しいコミュニティは、新鮮で楽しいものになるかもしれません。

4. 自信を持って指導を行う

あなたは先生です!ご自分の方針に自信を持ちましょう!

専門性をアピールする

先生は、バレエの専門家です。ご自分の指導方針に自信を持ち、保護者に丁寧に説明することで、信頼関係を築くことができます。

具体的な根拠を示す

保護者から質問された場合は、具体的な根拠を示して説明することで、納得してもらうことができます。

必要であれば、他の先生や専門家の意見を聞く

保護者の意見がどうしても納得できない場合は、ご自分を育ててくれた恩師や先生仲間など別の専門家の意見を聞き、客観的な視点から判断することも重要です。

まとめ

いかがでしたか?以上が

【発表会をめぐるトラブル】第4弾『発表会で先生と先生の方針に口出しする保護者とのトラブル』という記事になります。

バレエ発表会をめぐるトラブルは、先生と保護者の間のコミュニケーション不足や、お互いの立場や考え方の違いが原因となることが多いです。

この記事で紹介した対策を実践することで、トラブルを未然に防ぎ、発表会の開催がより円滑になることでしょう。

発表会の主役は生徒さんたちです。先生と保護者は共に協力し、子どもたちの成長をサポートしていくことが大切です。

この記事が皆さまお役に立てれば嬉しいです。

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