あなたのバレエ教室【指定レオタード】は採用している?そのメリットとデメリットを徹底解説

気をつけること

皆さま、こんにちは!
ダンススクール起業ラボのTutuです。

先日、某バレエショップのYouTubeチャンネルで、「新作レオタード紹介」の動画を観ていたのですが、本当にどれも素敵で、感動してしまいました。

ところで、皆さんのお教室では、レッスン着は【指定レオタード】を採用されていますか?それとも生徒さんが、それぞれ気に入ったものを自由に着てレッスンされていますか?

本日は、「レッスンに使う指定レオタードって良いの?それとも良くないの?」をテーマにお話ししていきたいと思います。

この記事でわかること

✅教室内で決められた【指定レオタード】でレッスンを受けさせるメリット

✅【指定レオタード】生徒さんにとってのメリットとデメリット

✅【指定レオタード】保護者からのご意見

では、バレエ教室における「制服」、つまり教室独自の【指定レオタード】について、深く掘り下げて考えてみましょう。

【指定レオタード】とは?

指定レオタードとは、お教室ごとに決められたレッスン着です。

国内外の有名バレエ学校でも採用

海外の国立バレエ学校などでは、指定レオタードが採用されており、学年ごとに色別のものを着用してお稽古されています。

指定レオタードは、生徒の体の動きが正しいものかどうか教師が判断しやすいよう、シンプルで機能的なものが多く、最新のデザインであるかなどは重要視されていません。

日本のバレエ学校でも、K-BALLET SCHOOLや東京バレエ学校などをはじめ、多くのバレエ団バレエ学校やバレエスクールで【指定レオタード】の採用をされています。

教室内で決められた【指定レオタード】でレッスンを受けさせるメリット

レオタードを統一することで得られるメリットは、大きく分けて以下の3つが挙げられます。

  1. 教室全体の統一感と「教室のブランド価値」向上
  2. レッスンの効率化
  3. コスト削減の可能性

です。
では、一つずつ見ていきましょう。

1. 教室全体の統一感と「教室のブランド価値」向上

視覚的な統一感

レオタードの色やデザインが揃うことで、クラス全体の見た目が美しく、整然とした印象になります

おさらい会・発表会などの舞台映えも格段に向上します。

プロ意識の醸成

同じレオタードを着用することで、生徒たちは「私たちは一つのチーム」という意識を持ち、プロフェッショナルなバレエダンサーを目指している!という自覚を養うことができます。

2. レッスンの効率化

着替え時間の短縮

動きを重視したシンプルなレオタードであれば、小さな子どもであっても簡単に着替えることができます。

また、着替え時間も短縮され、レッスン時間の無駄を省くことができます。

指導の効率化

生徒全員が同じ形のレオタードを着用しているため、先生は生徒の体のラインや動きをより客観的に観察できます。

小さな動きのズレがあっても、的確に指摘し、正しい動きに導くことができます。

3. コスト削減の可能性

大口割引の適用

一つのデザインのレオタードを大量に購入することで、メーカーから大口割引を受けることができ、コスト削減につながる可能性があります。

保護者の経済的負担軽減

レオタードの選択肢が限定されることで、保護者の経済的な負担を軽減することができます。

また、教室全体の雰囲気が華美になり過ぎないという効果もあります。

【指定レオタード】生徒さんにとってのメリットとデメリット

次は、生徒さんの目線に立って【指定レオタード】を採用することのメリットとデメリットを見ていきましょう。

【指定レオタード】のメリット

指定レオタードのメリットについては、前述の「先生から的確な指導を受けることができる。」以外に次のようなものが挙げられます。

  • 他の生徒と新しいレオタード購入についての競い合いがなくなる。
  • センスを気にしなくてよい。
  • 他の生徒との「レオタード被り」を気にしなくてよい。

など、【指定レオタード】によって、生徒たちは小さなストレスから解消される場合もあるようです。このことは、「踊りへの集中力を保つ」ことに繋がると考えられます。

【指定レオタード】のデメリット

子どもの楽しみを奪う

一方で、子どもたちは、自分好みのレオタードを選ぶことで喜びを感じ、バレエに対するモチベーションが向上するという効果もあるでしょう。

指定レオタードを採用することは、子どもたちの好きなものを選ぶ楽しさや個性の表現の場を奪うことになってしまいます。

心身の発育への影響

教室で指定されたレオタードが、子どもの身体へのコンプレックスをより大きなものにしてしまう可能性があります。

特に思春期の生徒さんは「他のレオタードだと、私の体型をカバーできるのに。」と、指定レオタードを着ることへのストレスを感じ、バレエへのモチベーション低下につながってしまうこともあります。

子どもたちの目線で考えると、レオタードを統一することには、的確な指導が受けることができるというメリットがある一方で、個性や自主性を抑えてしまうというデメリットもあるということを知っておきましょう。

【レオタード指定】保護者からのご意見

レオタード指定の採用については、保護者の視点からも様々な意見が出ます。こちらもメリットに感じる場合とデメリットに感じる場合の両方をご紹介します。

保護者がメリットに感じる場合

・お教室が「本格的なところ」という気がして、保護者に安心感を与えます。

・複数のレオタードを購入する必要がなく、保護者の経済的な負担が軽減されます。

・レオタード選びに時間を費やす必要がなく、時間の節約になります。

・お披露目会やおさらい会で、子どもたちがお揃いのレオタードを着用している姿を見ると、一体感が生まれ、多くの保護者から「感動した。」というお声を頂きます。

保護者がデメリットに感じる場合

・子どもが好きなレオタードを選べないことに不満を感じる保護者もいます。

・「もっと可愛い恰好をさせたい!」と希望される保護者もいます。

・指定されたレオタードが子どもの身体に合っていない、また子どもに似合っていないと心配する保護者もいます。

まとめ|先生・経営者の方へ

【指定レオタード】を採用することには、教室全体の統一感やレッスンの効率化など、多くのメリットがあります。
一方で、子どもたちの個性や自主性を抑えてしまうというデメリットも存在します。

どちらを選ぶかは、先生の指導方針や教室の雰囲気、そして生徒さんの保護者のご意見などを総合的に判断する必要があります。

お教室によっては、【レオタードの色のみ指定】など、指定レオタードの中に「生徒さんの個性への配慮」を含めた選択をされている先生もおられます。

先生方それぞれの「お教室のブランド価値」に合わせた方法で、生徒さんにとってより良いレッスン着について考えていきましょう。

この記事が少しでも参考になると幸いです。

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