Aloha kākou
ダンススクール起業ラボのkuiです。
皆さんは【ハラウホッパー】という言葉をご存知でしょうか?
様々なハラウを転々とする方のことを指す言葉で、【フラ難民】とも呼ばれることもあります。
フラの人気が高まる中、最近ではこの言葉を耳にする機会が増えてきたように感じます。
今回は、【ハラウホッパー】が入会してくることによるハラウへの影響と、他の生徒さんがトラブルに巻き込まないための対処法について考えていきましょう。
この記事でわかること
✅ハラウホッパーが生まれる背景
✅ハラウホッパーがハラウに与える影響
✅他の生徒さんをトラブルに巻き込まないための方法
では、本題に入っていきましょう。
ハラウホッパーとは?
【ハラウホッパー】は、「ハラウ=教室」と「ホッパー=ぴょんぴょん跳ぶもの、(次から次へと)歩き回る人」を掛け合わせた造語です。
フラの世界では「一つのハラウに長く所属せず、様々なハラウを渡り歩く人」のことを指します。
このように呼ばれる人達は、新しいことを学ぶことに意欲的で、常に刺激を求めるタイプの人が多いと言えるでしょう。
しかし、一方で、一つのことをじっくりと続けることが苦手だったり、完璧主義で理想のハラウを探し続けてしまう傾向にある人もいます。
【ハラウホッパー】が生まれる背景
では、このような「ハラウホッパー」と呼ばれる人は、どのようにして生まれるのでしょうか?それには、様々な理由が考えられます。
自分に合うハラウが見つからない
自分のスキルや目的に合ったハラウを探しているうちに、様々なハラウを試してみたくなる。
または、たくさんのハラウを巡る間に、「自分の求めているハラウ像」が分からなくなってしまっている人もいます。
新しいことを学びたい
「常に新しいステップアップを目指し、異なる先生の教え方やスタイルを経験したい。」という熱意や欲求が強い人がなりやすいと考えられます。
人間関係の悩み
「ハラウ間での人間関係が合わない。」と考える人が、「もっと自分に合う先生や仲間を探したい。」という望みから、ハラウを変わることを考えます。
費用に関する悩み
ハラウの月謝や衣装代が高く、経済的な負担を感じている人は、ハラウの指導法や人間関係が良好でも移動することを考えざるを得ない場合があります。
【ハラウホッパー】がハラウに与える影響
では次に、【ハラウホッパー】がハラウに入会してくることで、どのような影響があるのかを考えてみましょう。
ハラウ全体への影響
ハラウの雰囲気の変化
他のハラウの先生や生徒さんの噂話や悪口を聞かされることで、ご自分のハラウの雰囲気が不安定になり、他の生徒さんのモチベーションが低下する可能性があります。
人間関係の悪化
ハラウホッパーが他の生徒さんの練習態度を否定したり(振りを覚えるのが遅いなど)、先生の教え方や授業の進め方について疑問や不平を口にされたりすることで、人間関係が悪化する可能性があります。
また、次に別のハラウに写ることを考えた際、他の人に「一緒に移ろう」と誘う行動を取り、それがトラブルになる場合があります。
先生の負担
指導以外の仕事の増加
ハラウホッパーへの対応に時間がかかり、他の生徒さんへの指導やコミュニケーションが疎かになる可能性があります。
運営面での負担
ハラウホッパーの入退会が頻繁に行われると、イベントの参加やそれに必要な衣装の調達などの際に注文とキャンセルが繰り返される場合があります。
例えば、代金後払いで注文した衣装を引き取りに来ず無断で退会するような人もおり、その場合は、先生がその代金の支払いを負担しなければならない場合もあります。
他の生徒さんをトラブルに巻き込まないための方法
【ハラウホッパー】への対応は、決して簡単なことではありません。
しかし、他の生徒さんをトラブルに巻き込まないために、以下の対策を検討してみましょう。
ハラウのルール作り
ハラウのルールを明確にし、全員が守ることを徹底しましょう。
特に、入会・退会の際のルールや、レッスン中の態度など、具体的な項目を盛り込むことが大切です。
事前インタビュー
入会前の見学や体験レッスンの際、「他のハラウへの入会経験があるか」や「今までに何校くらいのハラウを経験したか」などを聞いておくことが大切です。
金銭面のトラブルを避ける
入会後すぐにイベントに参加される場合は、参加費やドレス代は事前に徴収し、ドタキャンされても対応できるようにしておきましょう。
ただし、この場合は、特定の人だけでなく、全員同じ条件にする必要があります。
コミュニケーション
先生の役割
先生は、ハラウの雰囲気作りをリードし、他の生徒さんの相談に乗る役割を担います。
ハラウホッパーに対しては、個別に話を聞き、その人の気持ちに寄り添いながら、共に解決策を探していくことが重要です。
他の生徒さんとの関わり
ハラウのメンバー同士が良好な関係を築けるよう、コミュニケーションの手助けをしましょう。
互いを尊重し、協力し合うことで、より良いハラウを作ることができます。
本人に伝える
ハラウホッパー本人に対して、やんわりと自分の気持ちを伝えることも大切です。
ただし、非難するような言葉遣いは避け、相手の気持ちを尊重することが大切です。
もしかしたら、あなたのハラウでホッピングが最後になるかもしれません。そうなることを望んでいることやそれについてのアドバイスもできることを伝えましょう。
まとめ
【ハラウホッパー】の問題は、フラを楽しむすべての人のためにも解決すべき課題です。ハラウ全体で協力し、より良いフラの学びの場を作っていくことが大切です。
そのためには、それぞれの個性や考え方を尊重し合い、多様性を認め合うことが大切です。
また、何か問題が発生した場合は、すぐに話し合い、解決策を見つけだせるようなコミュニケーションを作る必要もあります。
もともと先生も生徒さんも「フラが大好き」という共通した思いがあるはずです。ハラウ全体でポジティブな雰囲気を作り、楽しくフラを学ぶことができるよう環境を整えていきましょう。