皆さまこんにちは!
ダンススクール起業ラボのTutuです。
今回の記事のテーマは「保護者のレッスン見学について」です。
「保護者のレッスン見学はOKですか?」という質問、バレエやダンスの先生方はよく受けられるのではないでしょうか。
特に小学校までの小さいお子さんの保護者の方からは、
「子どもの様子を見たい。」
「ちゃんと泣かずにレッスンできるか心配。」
という気持ちから、レッスン中の見学を希望される方も多いでしょう。
でも実際のところ、保護者の見学って、生徒さんたちにとって、良いの?悪いの?
本日は、そんな疑問にお答えしていきます!
この記事でわかること
✅保護者のレッスン見学が子どもたちに与える影響について
✅保護者のレッスン見学と子どもたちのバレエ・ダンス上達との関係について
✅【成功例】「レッスン見学日」を設けたことで得たもの
では、保護者のレッスン見学が子どもたちに与える影響について、メリットとデメリットを深く掘り下げて考えていきましょう!
1. 【保護者のレッスン見学】が子どもたちに与える影響
【メリット】
安心感を与える
保護者の存在は、特に初めてバレエ教室に来た子どもたちにとって大きな安心感を与えます。
特に小さいお子さんが、習い始めたばかりの頃は、初めての環境に戸惑うことも多いでしょう。
保護者が近くにいることで、子どもたちは安心してレッスンに集中することができます。
モチベーションアップ
保護者に褒められることで、子どもたちは達成感や自信を得ることができます。
また、保護者が熱心にレッスンを見ている姿を見ることで、子どもたちはもっと頑張ろうという気持ちになるでしょう。
着替えやトイレがスムーズにできる
保護者がそばにいらっしゃることで、子どもの着替えなどはスムーズになります。
また、レッスンの途中でトイレに行きたくなった場合でも、保護者が手伝ってくだされば、先生がレッスンを中断せずに済みます。
【デメリット】
集中力の低下
保護者から常に見られていることで、子どもが先生の話を聞かずに、保護者の方にばかり気を取られてしまうことがあります。
特に、落ち着きのない未就学児の場合、集中力が途切れてしまい、保護者に話しかけたり、遊びたがったりするようなこともあります。
プレッシャーを感じる
保護者の目が気になるあまり、子どもが本来の力を発揮できなくなってしまうことがあります。
特に、完璧主義の保護者の方の場合、子どもに過度なプレッシャーを与えてしまう可能性もあるでしょう。
先生の指導の妨げになる
これはあまりないケースですが、ごく稀に保護者が先生の指示を遮ったり、子どもに声をかけてしまったりするケースがあります。
先生の指導がスムーズに進まない原因にもなり、他の生徒さんたちへもストレスを与えます。
2. 【保護者のレッスン見学】と子どもたちのバレエ・ダンス上達との関係
【メリット】
客観的な視点を得る
保護者の方から、子どもの体調や心の様子を教えてもらうことで、先生はより適切な指導を行うことができます。
例えば、「昨日まで風邪をひいていた。」とか「幼稚園でお友達とケンカして、今日は元気がない。」など、子ども変化についての原因を教えてもらえたりすると、不安なく指導できるかもしれません。
モチベーション維持のサポート
保護者の方から励ましの言葉をかけてもらうことで、子どもたちはモチベーションを維持し、継続してレッスンに取り組むことができます。
また、出来ないことがあって途中で泣き出したりする子どもに対しても、保護者がフォローして下さる方が、より早く泣き止んでくれます。
【デメリット】
上達への悪影響
保護者の期待が大きすぎる場合、子どもは失敗を恐れて、新しいことに挑戦することをためらってしまうことがあります。
特に保護者自身がバレエやダンスの経験者だと、子どもへの期待が高まりすぎで、親子の間で衝突が起き、子どもがバレエやダンスを嫌いになってしまう場合もあります。
比較によるストレス
保護者が他の生徒さんとご自分の子どもを比較してしまうことで、劣等感を感じ、深く傷ついてしまうことがあります。
保護者の見学を許可する場合の注意点
見学のルールを明確にする
見学場所、見学時間、声かけの有無など、事前に見学のルール決めておき、それを入会時に保護者の方にしっかりと説明しましょう。
また、写真や動画の撮影、SNSへの投稿についてのルールも明確にしておくことは大切です。
子どもの様子を観察する
レッスン中の様子を細かく観察し、生徒さんが集中できているか、楽しんでいるかなどを確認しましょう。
保護者への声かけ
レッスン後には、保護者の方と子どもの様子について気軽に話せる時間を取りましょう。
お教室の【ブランド設計】に合ったやり方を選ぶ
このように保護者がレッスンを見学することにおいて、子どもたちに与える影響は良い面も悪い面もあります。
レッスンの見学をOKにするか、しないかは、どちらが正しいという訳ではありません。
何も全クラス共通のルールにする必要はないので、幼児クラスはOKで、小学生低学年クラスからはNG。というのでも構わないと思います。
各お教室の【ブランド設計】がどういったものなのかを考えて決めておきましょう。
【成功例】「レッスン見学日」を設ける
見学についての明確なルール
私の知り合いのバレエの先生のお教室では、普段のレッスンでは保護者の見学をお断りされています。
その先生のお教室では、入会を4歳以上にされていて、保護者はレッスン前のお着替えが終わったら、レッスンが始まる前に退室されるそうです。
そして、3カ月に1回程度、「レッスン見学会」を開催し、保護者の皆さんをお招きして子どもたちの頑張りを見てもらう時間を作っているそうです。
「レッスン見学日」の効果
【レッスン見学会】は、子どもたちにとっても程よい緊張と目標になるので、集中力が高まり、バレエの上達が早くなったとおっしゃっていました。
また、保護者からも「子どもの成長を実感できる。」「他の面でも親の手を借りず、自分でやってみようとする機会が増えた。」と大好評とのことでした。
これは、子どもたちの自立心を育むことにも役立っていそうですよね。
まとめ
いかがでしたか?以上が
「【保護者のレッスン見学】はOK or NG ? 子どものバレエ・ダンス上達への影響は?」
という記事になります。
保護者のレッスン見学は、メリットとデメリットの両面があります。
ご自分の子どもが気になる保護者の気持ちは分かりますが、子どものためには、レッスン見学を全てOKにするのではなく、子どもたちの年齢や与える影響を考えながら決めていきましょう。
この記事が、皆さまの参考になれば幸いです。