Aloha kākou
ダンススクール起業ラボのkuiです。
最近、よく耳にする言葉の中に【教えたがりおじさん】や【教えたがりおばさん】という言葉があります。
主に職場や習い事のベテラン勢の中に存在し、周りの人のストレスとなっていることが多く、トラブルメーカーとなっています。
フラを愛する皆さんの集まるハラウ(教室)でも、この「教えたがりおばさん」の存在で頭を悩ます先生もいらっしゃるのではないでしょうか?
熱意は素晴らしいけれど、他の生徒さんのモチベーションを下げてしまったり、レッスン全体の雰囲気を悪くしてしまうこともあります。
今回は、そんな「教えたがりおばさん」への対処法について、具体的な事例を交えながら考えていきましょう。
この記事でわかること
✅【教えたがりおばさん】の行動
✅【教えたがりおばさん】がハラウに与える影響
✅他の生徒さんを【教えたがりおばさん】から守る方法
「教えたがりおばさん」とは?
「教えたがりおばさん」とは、一言でいうと、自分の意見や考え方を他人に押し付けがちな人のことです。
フラダンスのレッスンにおいては、特に以下の様な行動が見られます。
他の生徒さんの踊り方を頻繁に注意する
ご自分が生徒の立場だということを忘れ、他の生徒さんに対しステップやハンドモーションを何度もしつこく指摘することがあります。
自分の経験談を長々と話す
レッスン中に自分の経験談(ハワイのクムフラのことやハワイで踊った話など)を長々と話すなどして、レッスンの進行を妨げたりする場合があります。
このことによって他の生徒さんの集中を妨げたり、うんざりした気持ちにさせたりします。
他の生徒を比較する
先生に繰り返し質問をし、他の生徒さんと先生の会話を邪魔してくる場合があります。
また、他の生徒さんとご自分を比較し、相手を落として自分を優位な方に向けようとする発言をすることがあります。
これらの行動は、本人が悪気なく行っている場合も多いため、多くの人が「注意しづらい」または「注意するとかえって厄介なことになる」と感じているため、なかなか解決するのが難しくなっています。
「教えたがりおばさん」がハラウに与える影響
「教えたがりおばさん」がハラウに入会してくることは、様々な悪影響を及ぼす可能性があります。
他の生徒さんのモチベーション低下
他人から常に注意されることで、自信をなくし、フラを楽しめなくなる生徒が出てくる可能性があります。
レッスン全体の雰囲気悪化
他の生徒との比較や、先生の指導への疑問などが原因で、レッスン全体の雰囲気が悪くなることがあります。
先生への負担増
頻繁な質問や意見の相違に対応するため、先生への負担が増加します。
本来指導にあてるべき時間や労力を【教えたがりおばさん】への対応に割かれることで大きなストレスとなります。
他の生徒の退会
上記のような状況が続くと、他の生徒さんがハラウを退会してしまう可能性も考えられます。
特にフラに熱心で、レッスン中は踊ることに集中したいと感じている生徒さんほど、辞める率が高くなるので、先生たちにとってはとても残念に感じる結果となってしまいます。
他の生徒さんを巻き込まないための方法
「教えたがりおばさん」への対処は、非常にデリケートな問題です。
しかし、放置しておくと、ハラウ全体の雰囲気を損ねてしまう可能性があります。以下に、具体的な対処法をいくつかご紹介します。
先生の対応
ルールを作る
入会する前に、その人が【教えたがりおばさん】かどうかを察知するのは至難の業です。
まずは、入会時の説明の中に「生徒間で他の人の動きについての指摘をしない」というルールを入れておくことが大切です。
ルールを説明しても伝わっていない人に対しては、レッスン後などに個別に再説明する時間を設けましょう。「教えたがりおばさん」は、年齢もプライドも高いことが多いので、クラスの中で他の生徒さんのいる前での注意は、逆効果になることがあります。
【教えたがりおばさん】を無視しない
先生が「教えたがりおばさん」に対して、冷たい態度を取ると、構ってもらえない寂しさから「教えたがり行動」が加速する場合があります。
「教えたがりおばさん」にも笑顔で接し、穏やかな雰囲気を作るように心がけます。
一方で、「教えたがりおばさん」の被害にあっている現場を見かけたら、すかさず間に入って、「私と一緒に動きの確認してみましょうか?」など、ターゲットになっている人を「教えたがりおばさん」から引き離すことを心がけましょう。
「教えたがりおばさん」によって傷ついている生徒さんやストレスを感じている生徒さんには、個別で声をかけ、できるだけ近くに行かないようアドバイスします。
他の生徒さんの対応
仲間同士で話し合う
他の生徒さん同士で話し合い、問題点を共有し、先生に伝えることも有効です。
「教えたがりおばさん」以外の問題がなく、このハラウでフラを続けたいと感じるのであれば、悩みを共有し仲間の皆さんと一緒に解決策を考えていきましょう。
自分自身のレッスンに集中する
周りのことを気にせず、自分のレッスンに集中することが大切です。
また、「教えたがりおばさん」から声を掛けられる前に、踊りについての疑問や確認は、直接先生に話すようにしましょう。
まとめ
「教えたがりおばさん」への対処は、簡単ではありません。
しかし、お互いを尊重し、コミュニケーションを密にすることで、より良いハラウを作っていくことができるはずです。
大切なのは、最初の『ルール作り』と『コミュニケーション』です。
「教えたがり行動」のどこに問題があって、それをされるとなぜ他人が不愉快に思うのかということを、定期的にハラウのメンバー内でディスカッションしていくことが問題解決に有効です。
このブログを読んで、少しでも「教えたがりさん」への対処法のヒントは掴めたでしょうか?
ぜひ、今日からあなたのハラウで実践してみてください。小さな一歩から始めて、少しずつ改善していくことが大切です。
この記事があなたのハラウの悩み解決の一助となれば幸いです。今後も皆さんの素敵なフラライフを応援しています。