【バレエ教室の掛け持ちはOK or NG?】大人リーナさんのレッスン事情を深堀り

バレエ

皆さま、こんにちは!
ダンススクール起業ラボのTutuです。

本日のテーマは『お教室の掛け持ち』です。

私が子どもの頃は、どのような習い事においても「通うお教室はひとつだけ」「お教室の掛け持ちはNG」という考え方が常識とされていました。

しかし、現代では多様化する価値観やライフスタイルの変化に伴い、その常識は徐々に変化しつつあります。

特に、大人になってからバレエを始める『大人リーナ』さんたちが増え、複数の教室に通う「掛け持ち」が珍しくなくなってきました。

今回は、大人リーナの掛け持ちレッスン事情について、その背景や先生側のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。

この記事でわかること

✅【大人リーナ】が複数の教室に通いたいと考える理由

✅生徒の教室の掛け持ちが先生にもたらす影響

✅先生が大人リーナの掛け持ちに対してどのように対応すべきか

では早速いってみましょう。

【大人リーナ】が複数の教室に通いたいと考える理由

大人リーナさんが複数の教室に通う理由は様々です。まずは、そこにどのような心理が働いているのかを一つひとつ考えてみましょう。

技術向上への欲求

「もっと上手になりたい!」とてもシンプルですが、これが一番多い理由ではないかと思います。

大人になってバレエを始めた人が、その魅力にハマってしまった場合、より高度な技術を習得したい、苦手な部分を克服したいなどという欲が出てきます。

また、できないことのモヤモヤが「違う指導者からのアドバイスなら解決できるかも。」と思いがちです。

この気持ちは単に「バレエが好きだから」起こるのであって、今の教室に不満があるから起こるのではないと思います。

多様なスタイルを学びたい

クラシックバレエだけでもロシアバレエを勉強してきた先生とフランスバレエを勉強してきた先生では、その指導法は異なります。

また、コンテンポラリーダンスやジャズダンスなど、様々なスタイルを勉強してきた先生の指導法にも興味があり、色々な指導法に触れてみたいと思う人もいます。

自分に合う先生を探している

先生の教え方や雰囲気、クラスのレベルなど、自分に合う教室を探しているうちに、複数の教室に通うようになるケースもあります。

また、先生だけでなく、一緒にレッスンを受ける仲間との相性や年齢層なども気にする人が多い部分だと思います。

H3レッスンの選択肢を増やしたい

時間帯や場所、クラス内容など、レッスンの選択肢を増やすことで、自分のライフスタイルに合わせた受講が可能になります。選択肢がより多い教室は、多忙な人にとって魅力的に感じる場所となるでしょう。

モチベーション維持

複数の教室に通うことで、常に新しい刺激をもらうことができ、モチベーションの維持がしやすくなります。

いつも新鮮な気持ちでレッスンを続けることは、結果的にレッスンを継続させ上達に繋げることとなります。

生徒の教室の掛け持ちが先生にもたらす影響

前項では、「教室を掛け持ちしたい」と感じる生徒さんの心理が考えましたが、今度は、先生の側に立って考えてみましょう。

先生が大人リーナの掛け持ちを許すメリット

大人リーナさんの掛け持ちを許すことで、先生側にも様々なメリットが考えられます。

教室の活性化

複数の教室に通う生徒がいることで、教室全体のマンネリ化がなくなります。
このことで教室の雰囲気が活気づき、他の生徒さんのモチベーション向上にもつながる可能性があります。

生徒の成長

多様な教室で学ぶことで、生徒さんはより多くの知識や経験を得ることができ、成長が期待できます。

教室の評判アップ

複数の教室に通う生徒が、先生の評判を周囲に広めることで、教室の知名度が向上する可能性があります。

柔軟な考えの先生だと思ってもらえる

最初から「教室の掛け持ちをOK」にすることで、「生徒のヤル気に理解がある柔軟な考えを持った先生だ。」だと感じてもらえる場合があります。

複数の教室に通っていたとしても、「【メイン】はこの教室」だと思ってもらえれば良いという考え方もあります。

先生が大人リーナの掛け持ちを許すデメリット

一方で、大人リーナの掛け持ちを許すことには、先生側にとってデメリットも考えられます。

生徒との関係性が複雑化する

複数の教室に通う生徒との関係性が複雑化し、指導に支障が出る可能性があります。

他の教室での情報漏洩

他の教室で、自分の教室でのメソッドなどについて生徒さんが話してしまうかもしれません。
そうした場合、あらぬ噂話や情報漏洩に発展するリスクも考えられます。

他の生徒のモチベーションの低下

複数の教室に通う人がいることで、他の生徒さんがレッスンに集中できなくなったり、モチベーションが低下してしまったりと、何等かの悪影響が出てしまう可能性があります。

教室の運営が難しくなる

生徒数が読みづらくなり、クラス編成や指導内容の調整が難しくなる場合があります。

先生が大人リーナの掛け持ちに対してどのように対応すべきか

大人リーナの掛け持ちに対して、生徒さんの心理と先生側のメリットとデメリットを考えていきました。
では結論として、どう対応するのが正解なのでしょうか。

あくまでも、これは私と私の周りの先生たちの意見ですが、

「大人リーナさんを止めることはできない!」

というのが、結論です。

つまり、教室のルールでNGにしてもOKにしても、行きたいと思う人は行くということです。

ただし、複数の教室を掛け持ちする人が、生徒さんの大多数を占めるわけではありません。
ほとんどの生徒さんは、ひとつの教室で学ぶことを望む場合が多いということを忘れてはいけないということです。

また、掛け持ちを望む生徒さんに対しては、あくまでもご自分の教室が【メイン】であり、掛け持ちしている他の教室が【サブ】になるよう先生側の工夫も必要です。

大人リーナさんへの総合的な対応ついて例は、以下のようになります。

生徒とのコミュニケーションを密にする

生徒の意図をしっかりと理解し、個別に相談に乗ることが大切です。大人リーナさんにとって「話がしやすい先生」であるよう心がけましょう。

教室のポリシーを明確にする

例え「掛け持ちOK」にしても、「なんでもあり」と誤解されてはいけません。
教室のポリシーやルールを明確にし、生徒さんに周知徹底することで、トラブルを未然に防ぐことができます。

他の先生との連携

スタッフを雇っている場合は、他の先生とも連携を取り、生徒の情報を共有することで、より良い指導を行うことができます。

柔軟に対応する

特に大人リーナさんに対しては、生徒さんの状況やニーズに合わせて、柔軟に対応することが大切です。

まとめ

大人リーナの教室掛け持ちは、メリットとデメリットの両面を持つ複雑な問題です。先生は、生徒との信頼関係を築き、個々の状況に合わせて柔軟に対応することが求められます。

また、大人リーナさんと子どもの生徒さんは分けて考える必要があるでしょう。

具体的にはレッスン料金を月謝制にするかチケット制にするか。
発表会に出演できるか出来ないか。など

掛け持ちせずに、ひとつの教室に絞って通ってくれている生徒さんにメリットがたくさんあるようにシステムを考える必要があるでしょう。

いかがでしたか?

以上が「【バレエ教室の掛け持ちはOK or NG?】大人リーナさんのレッスン事情を深堀り」

という記事になります。

この記事が少しでもお役に立てれば嬉しいです。

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