こんにちは。
ダンススクール起業ラボのTutuです。
今回は、【ダンススクールの体験レッスンにまつわる困った話】をお話をしていきます。
実際にあった事例をもとに、その対処方法についても提案していきます。
信じられないような内容もありますが、「このようなケースもあるかもしれない。」ということを想定しておくと、問題が起こった時にスムーズな対応ができますので、ぜひ参考にしてくださいね。
【年代・種類別】体験レッスンの困った事例
はじめに、体験レッスンで困った事例を年代や種類別に分けてみます。
【子供の場合】
- お子さん本人に問題があるケース
- 保護者に問題があるケース
【大人の場合】
- 習う意思がある人のケース
- 習う意思はなく、別の目的で参加する人のケース
このように、4つに分けることができたので、この4種類についてそれぞれお話していきます。
【体験レッスンの困った事例・こども編】
小さいお子さんを対象としたダンススクールの体験レッスンでは、講師の想定外のことが起きるものです。
そもそも未就学児や小学校低学年のうちは、本人の意思ではなく、親御さんがやらせたいと感じて、体験レッスンに応募される場合が多いからです。
お子さまご本人は、ダンスがどんなものかさえわからない状態でやってくるので、戸惑いや警戒心が出ても不思議なことではありません。
お子さん本人に問題があるケース・事例
- 体験レッスンに来た他の子どもに絡む。
- レッスン中に講師に何度も話かける。
- 鏡を叩く。
- 走り回る。
- カーテンを引っ張るなど教室内の備品を触る。
- 泣いて親御さんから離れない。
など、このあたりの行動を見ることは、ダンスの先生なら一度や二度は経験があるのではないでしょうか?
このようなことが起こる原因としては、【初めての経験に驚いて興奮している】ということが考えられます。
小さいお子さんにとって、大きな鏡やバーなど、初めて目にするもので、単にそれに興奮しているだけかもしれません。
また、初めての環境に極度に緊張するお子さんもおられるでしょう。
レッスンを数回重ねていけば、慣れていくケースがほとんどなので、お子さま本人が楽しんでいるなら、とりあえず大丈夫でしょう。
これらの問題の対処法としては、ご父兄とのコミュニケーションを取ることが大切です。
レッスンに慣れて、興奮や緊張が収まるまでは、親御さんに付き添いをお願いするなど、他の生徒さんのレッスンの邪魔にならないよう配慮しましょう。
保護者に問題があるケース・事例
小さいお子さんの問題だと、親御さんと連携して、問題の解決に向けて前向きに取り組むことができます。
しかし、保護者の方に問題がある場合は、ちょっと厄介になってきます。
過去にあった問題事例としては、
- 自分の子供の問題行動を叱れない。
- ずっとスマホをみている。
- 遅刻してくる。
- 持ち物を準備してこず、他の人に借りようとする。
- スマホで写真や動画を撮影しSNSに投稿する。
- 同じ建物の違うテナントさんの駐車場を無断で使う。
などがあります。
子供のケースとは違い、こちらは滅多にないことですが、私の経験や他の先生から聞いたことがあるエピソードを集めれば、このようなことがありました。
これらの事柄については、事前にしっかり説明しておくことや、体験レッスンをスタートさせる前に、
「こんな事はないと思いますが、事前にお話しさせてください。○○の場合は△△していただきます。」と、個人を対象とせず、【体験レッスン参加者全員への確認事項】として、注意を促しておきましょう。
【体験レッスンの困った事例・おとな編】
次に、大人のケースを見ていきましょう。
ダンススクールに体験レッスンに来る人の中には、習う意思のある人だけでなく、そもそも習う意思はないのにも関わらず、別の目的を持って来るような人もいます。
ダンススクールの講師は、それらを見極め、正しく対処する必要があります。
習う意思がある人のケース
習う意思があっても、今後入会してもらうのをためらうようなケースもあります。
次のようなケースは、他の生徒さんとのトラブルの可能性もありますので、注意が必要です。
- 年齢と合わないクラスを希望される。(50代の人が20-30代のクラスを希望)
- いくつものスクールを渡り歩いている。
- 他のスクールと掛け持ちすることを希望している。
- レベルに合わないクラスを希望する(他スクールで経験が長いが、踊りが初心者レベルの人)
- 他のスクールの悪口を言う人。
- 他のスクールの講師について噂話をしたがる人。
などです。
私の経験では、未経験の人ではなく、大人の趣味として長くダンスをやっている人。その中で、なかなかひとつのスクールに定着しない人が、上記のケースに当てはまることがあるように思います。
特に、初対面である体験レッスンの場で、前に行っていたダンススクールの悪口や噂話をするような人は要注意です。
例え、あなたのダンススクールに入会しても、定着する可能性は少なく、大会したあとは同じように他のスクールで悪口や噂話をされることでしょう。
このような人への対処法は、事前アンケートなので、経験があるかないかを確認し、何校くらいのスクールへ行ったことがあるかを聞いてみましょう。
また、他のスクールの噂話が出そうになったときには、絶対に参加しないよう気をつけましょう。
誤解を招くと厄介なので、すぐに違う話に誘導して、トラブルになりそうなことを避けるようにしましょう。
習う意思はなく、別の目的で参加する人のケース
ダンススクールの大人クラスの体験レッスンにありがちなのが、
【違う目的を持った人が、体験レッスンに応募する】ということです。
その人たちの目的は、以下のようなものがあります。
- 個人エステサロン、個人ネイルサロンへの勧誘。
- 他のサークル活動への勧誘。
- 宗教活動への勧誘。
- 無料体験のみに応募する。(どこへも入会する意思がない。)
- 誰かと話したい。
など。
困ったことに、これらの人達を事前に見分けることは難しいですね。
この問題への対処法は、事前アンケートの注意事項に「ダンスを習いたいという目的以外の参加を禁止します。」とし、同意のサインをもらうなどがあります。
また、他の生徒さんがトラブルに巻き込まれないよう。「勧誘行為などは禁止しているので、見かけた人、お困りの人は必ず講師までお伝えください。」と告知しておくことも有効です。
少し様子がおかしいなと感じた時は、できるだけ他の生徒さんとの接点を持たせないよう工夫してみましょう。(レッスン後の着替えるタイミングをずらすなど。)
まとめ
以上が、
ダンススクール【体験レッスンにまつわる困った話】実際のケースと対処法を徹底解説!
という記事になります。
ダンススクールの体験レッスンには、とにかく色々な人がやってきます。
本気度の高い人もいれば、気まぐれに応募してくる人もいます。
また、当日に遅刻する人やドタキャン、予約とキャンセルを繰り返す人も。
でも、問題のある人は全体の10%もいないはずです。
上記に挙げたケースを参考にし、もしもの場合に備えておけば、トラブルをうまく避けることもできると思います。
トラブルを怖がらずに、皆さんに楽しんでもらえる体験レッスンを企画していきましょう。